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【海軍艦上攻撃機「天山」の主輪】
艦上攻撃機天山は,大東亜戦争で大活躍した日本海軍の代表的な艦上攻撃機でありました。
本機は中島の九七艦上攻撃機の後継機として,昭和十四年に海軍当局の試作要求により誕生しました。
【諸元】全幅:14.894m,全長:10.365m,全高:3.70m,翼面積:37.2u,自重:3010kg,
全備重量:5200kg,乗員:3名
【発動機】名称;中島 護11型(NK7A),型式;空冷2重星型14気筒,離昇出力;1870馬力,基数 1
【プロペラ】名称型式;ハミルトン定速4翅,直径;3.500m
【性能】最高速度;465km/h,巡航速度;333km/h,着艦速度;133km/h,
上昇時間;高度5000mまで11分,実用上昇限度;航続距離1463km
【武装】胴体後上方7.7mm旋回銃1挺,後下方7.7mm旋回銃1挺,800kg魚雷1発または
爆弾800kg1発または500kg1発または250kg2発または60kg6発搭載出来ました。
タイヤの部分には「800X280」「4.5kg/cm2」の記号があります。
【外側】
【内側】
【側面】
【護謨面の刻印】
【中島四式戦闘機(キ84)「疾風」の主輪】
能力,火力,防御力ともに陸軍の制式戦闘機中最高でしかもこれらのバランスがとれた傑作機。
【種々の戦闘機・爆撃機の主輪】
【其壱】
【其弐】
【参考文献】
「太平洋戦争・日本海軍機:文林堂」
「太平洋戦争・日本陸軍機:文林堂」
「陸軍航空隊の記録:菊池俊吉:文林堂」
「写真集日本の爆撃機:光人社版」
「日本海軍機写真集:エアワールド」
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【軍医少尉の資料館】